第6期(2019年10月-2020年3月)

第6回:2020年03月29日

ゲスト講座:動画制作発表会

安田 菜津紀さん
フォトジャーナリスト
1987年神奈川県生まれ。Dialogue for People(ダイアローグフォーピープル)所属フォトジャーナリスト。16歳のとき、「国境なき子どもたち」友情のレポーターとしてカンボジアで貧困にさらされる子どもたちを取材。現在、東南アジア、中東、アフリカ、日本国内で難民や貧困、災害の取材を進める。東日本大震災以降は陸前高田市を中心に、被災地を記録し続けている。著書に『写真で伝える仕事 -世界の子どもたちと向き合って-』(日本写真企画)、他。上智大学卒。現在、TBSテレビ『サンデーモーニング』にコメンテーターとして出演中。

ワークショップ:動画制作発表会「私の伝えたい現場 –1人の視点から見る-」

  • 最後の動画制作「私の伝えたい現場 –1人の視点から見る-」発表会
    (課題:作品完成)
  • 表彰式
  • これからの市民発信への期待

レポート

第6期毎日ビデオジャーナリズムラボ最終回。新型コロナウイルスの影響で初めての完全オンラインでの発表会となり、雪の影響でゲスト講師としてご登壇されるフォトジャーナリストの安田菜津紀さんもリモート参加となるなど、イレギュラーな事態の多い中での開催となりました。

「取材で大切にしたいこと」をテーマにお話しくださった安田さんは「伝えることは出会うことだ」と話します。取材先で出会った方お一人お一人のストーリーから、「どこに軸足を置いて伝えるのか」について安田さんが常に意識されていることなどを丁寧に伝えてくださいました。

最後に、「今回はいい意味でパーソナルなストーリーを掘り下げている方が多かった。発した言葉や映像の分だけ縁が広がる可能性が生み出されていく。すぐにリアクションがなくても思わぬところで人の心を動かすこともあるかもしれない。今日実際に私の心がじわじわと動かされた瞬間がたくさんありました。これからも皆さんなりに心の種を撒くという活動を続けて欲しいなと思います」と受講生にメッセージをくださいました。

後半は、受講生の作品発表会と授賞式を。受賞された皆さん、改めましておめでとうございます!

▽最優秀賞:「ゆっくり なおそう」(鈴木朝之さん)
▽毎日新聞社賞:「これからの『わたし』とむきあう」(中塚尚子さん)
▽安田菜津紀さん賞:「いのちのバトン」(猪野由美子さん)
▽下村健一さん賞:「緑の手帳と紅しょうが。そしてたくさんのコトバ。」(渡辺成人さん)
▽8bitNews賞(堀潤賞):「私のおじさん」(榎本真紀子さん)
▽新人賞:「種蒔く人〜100年目のメッセージ〜」(田中希望さん)

受講生の皆さん、半年間のご受講を本当にありがとうございました。各課題の提出率が高く、発信に対して前のめりに真剣に取り組まれる姿が印象的でした。そして、撮影を続け伝えると言うことを通して、大切にしたい相手、ご家族と向き合い、そして自分自身とも向き合い続けてきたのだと伝わってくるお一人お一人の作品に、胸が熱くなるものがありました。大切だからこそあれもこれも伝えたくなったり、大切だからこそ自分でも結論が出なかったり。それでも「伝えたい」と言う思いで完成させた作品には、葛藤を乗り越え明確になった「伝えたい軸」を持ったものに仕上がっていました。当事者が「私だから」伝える映像は、引き出す言葉やインタビュアーの息遣いも絶対的に違い、すごく価値がある。断片的でもその人にしか撮れないものがあるというのを感じだ作品の数々でした。本当にお疲れ様でした。皆さんの今後の発信を心から楽しみにしています。

4月からは第7期がスタート。次期からは完全にオンラインでの講座運営へと切り替える予定です。第7期以降の「毎日ビデオジャーナリズムラボ」も、よろしくお願いいたします。

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