第2回:2019年11月17日
ゲスト講座:題材の『切り口』を定める
ワークショップ:ストーリー構成/動画制作課題「私の好きなモノをスケッチする」発表会
- ストーリー構成「起承転結」「Hero’s Journey」
「起承転結」を使った一分間スピーチにチャレンジ!
- 動画制作課題「私の好きなモノをスケッチする」発表会
(課題:撮影・編集)
第6期毎日ビデオジャーナリズムラボ第2回講座は、作家で広告プランナーの浅生鴨さんをお招きし「題材の『切り口』を定める」をテーマにお話を伺いました。縦横無尽、天衣無縫のクリエーター・浅生さんの秘伝の技は、思いついた発想を単語にして並べるメモにありました。「自転車だらけの街 すべての店が自転車」など。取材を重ねひたすらメモをしてきたからこそ、いざという時に思いもよらないトリガーとメモの言葉が結びつき、新しいアイデアが生まれるのだと話します。レクチャー後、受講生は浅生さんが持参してくださったその秘伝のメモを興味津々な様子で見ていました。
受講生からは、「浅生さんの言葉一つひとつに『なるほど!』がたくさんありました」「『伝えたい対象は絞れば絞るほど伝わる』という言葉が印象的だった。誰かに何かを伝えようとする時、つい『多くの人』に届くようなものを考えてしまいがちだが、『対象を絞る事でエッジが立つ、見せる人が具体的にイメージできる』という点がとても納得だった」「『小さな主語で』『わたし目線の大切さ』『見る人の気持ちになる』など、主体的に撮ることが大切だと感じた」「リサーチの積み重ねの大事さを知りました」「普段から思いついたことをメモしていく習慣をつけていくことが大事なんだなと感じました」などの感想が聞かれました。
講座後半は、日本でよく使われるストーリー構成「起承転結」、ハリウッドでも使われる物語の法則「The Heor’s Journey」についてレクチャーを。また、第1回講座後からの1ヶ月間で受講生が課題として制作した「私の好きなモノをスケッチする」をテーマの1分間の動画の発表会も行いました。講師陣からは、「神を見せるならばその紙を持ってみる、椅子があれば座ってみる、食べ物は食べてみる・割って中身を見せてみる等、〇〇感をどう出せるかを考えながら現場をスケッチして欲しい」「カメラを回しながら喋ると、その言葉に自分の視点が現れ、見た人に共感ポイントを与えることができる」などアドバイスがありました。初めて動画撮影にチャレンジされる方も多い第6期生。半年の講座を通してどのような作品を仕上げることができるのか、とても楽しみです!