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第1回 | 毎日ビデオジャーナリズムラボ

第6期(2019年10月-2020年3月)

第1回:2019年10月13日

ゲスト講座:私の視点〜心を動かす当事者発信〜

望月衣塑子さん
東京新聞社会部記者
1975年、東京都生まれ。東京新聞社会部記者。慶應義塾大学法学部卒業後、東 京・中日新聞に入社。千葉、神奈川、埼玉の各県警、東京地検特捜部などで事件 を中心に取材する。2004年、日本歯科医師連盟のヤミ献金疑惑の一連の事実をス クープし、自民党と医療業界の利権構造を暴く。東京地裁・高裁での裁判を担当 し、その後経済部記者、社会部遊軍記者として、防衛省の武器輸出、軍学共同な どをテーマに取材。174月以降は、森友学園・加計学園問題の取材チームの一 員となり、取材をしながら官房長官会見で質問し続けている。著書に『武器輸出 と日本企業』(角川新書)、『武器輸出大国ニッポンでいいのか』(共著、あけび 書房)、「THE 独裁者」(KKベストセラーズ)、「追及力」(光文社)、「権力 と新聞の大問題」(集英社)。2017年に、平和・協同ジャーナリスト基金賞奨励 賞を受賞。二児の母。2019年度、「税を追う」取材チームでJCJ大賞受賞

ワークショップ:「編集は撮影の時点から始まっている」

  • 編集の時に困らないための撮影ポイントをレクチャー
  • 「きれいなアップとロング」を写真で撮ってみよう!

レポート

「毎日ビデオジャーナリズムラボ」も第6期を迎え、10月13日に無事に開講致しました。第6期も、全6回講座を通じて「私だからできる」発信を学び、探って参ります!初回は、日本のジャーナリズムに一石を投じ続ける東京新聞社会部記者の望月衣塑子さんをお迎えし「私の視点〜心を動かす当事者発信〜」をテーマにお話をお伺いしました。「素朴に湧く自分の『怒り』や『疑問』」が発信への原動力になっているという望月記者。伊藤詩織さんの事件でも、「詩織さんの勇気」に突き動かされ、「新聞以外でも『おかしいことがあった』ということだけでも伝えたい」とSNS等でも積極的に発信を続けてこられました。「Twitterを始めて、記者が市民と共にジャーナリズムの形を追求できるようになった」と話します。これから「私だからできる」発信を学んでいく受講生に対し、「ずっと見続けてきた市民だからこそ発信できることがある。一市民の持つ問題意識は、会見に出て記事を書いただけの記者の問題意識よりも勝ることもある」とメッセージをくださいました。

受講生からは、
「望月さんのお話、力をもらいました」
「望月記者のバイタリティあふれたジャーナリスト魂に感動した」
「多勢に叩かれても少数の本音で助けられているのが感動でした」
「『伝える』は、周りの支えも(応える)伝える人の仲間だと学べました」
「自分が思っていること、考えていることをありのままに表現すれば良いんだなと感じました」
「伝えるために必要な「心構え」について、初回から考える機会をたくさん得られたのがよかった」
「最前線でご活躍する記者ならではのアグレッシブな語りは大変興味深く、視点の多様さを学ぶ好機となった」
など、多くの感想が寄せられました。

講座後半は、「編集は撮影の時点から始まっている」をテーマに、撮影の基礎についてのレクチャーを行いました。見せたいものを明確にするため背景はきれいにすること、ディテールを丁寧に伝えることでみている人の目に現場と同じ絵を描くよう意識することなどを学びました。実際に「台風一過」をテーマに写真撮影のワークショップも行い、「何を見せたいか」という意図を大切に、自分の視点を持って撮影しようと受講生それぞれに挑戦しました。講座後も積極的に写真撮影の練習を続け、講座専用コミュニティ内で共有してくれる受講生。最終回ではどのような作品を発表されるのか、期待が高まります!

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