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第2回 | 毎日ビデオジャーナリズムラボ

第5期(2019年4-9月)

第2回:2019年05月26日

ゲスト講座:テーマを定める

きたむら けんじさん
放送作家/脚本家
放送作家としてJ-WAVE TOKYO MORNING RADIO、STEP ONE、JAM THE WORLD、JUMP OVERなど主にラジオのニュース/情報番組を手がけている。舞台公演では、取材を元にした社会派の人情喜劇を作劇。福島県小名浜にあるソープランド街を舞台にした「泡」、米軍基地建設に揺れる沖縄県民の心情を描いた「無心」、知的障害者の雇用問題を題材に”働くこと”の真理を描いた「幸福な職場」、東京大空襲で被災した実在女性の半生を描いた「魚の目に水は映らず」。11月水戸芸術館で「イワンのばか」(脚本担当)、2020年3月中野のテアトルBONBONにて「エール!」(作・演)の公演が控えている。

ワークショップ:ストーリー構成/動画制作課題「私の好きなモノをスケッチする」発表会

  • ストーリー構成「起承転結」「Hero’s Journey」
    「起承転結」を使った一分間スピーチにチャレンジ!
  • 動画制作課題「私の好きなモノをスケッチする」発表会
    (課題:撮影・編集)

レポート

第5期毎日ビデオジャーナリズムラボ第2回講座は、放送作家/劇作家のきたむらけんじさんをゲスト講師としてお迎えし、「テーマを定める」についてお話をお伺いしました。きたむらさんは、「テーマは創作の段階で意味が異なる。初期段階でのテーマは、題材をどう切り取るかということ。『なんで?』『変じゃない?』などが切り口になる。題材を見つけるために、まず自分を棚卸し(自分の経験や思考をリストアップする作業)をしてほしい。題材を知れば知るほど、切り口の選択肢が増えてくる」とお話しくださいました。

「棚卸し」の方法として、レギュラー講師の下村健一さんから「100の肩書き探し」の提案が。学校や社内での肩書きではなく、「東京で水道を利用している〇〇です」「ゴーヤーチャンプルーにはうるさい〇〇です」など、誰もが実はたくさん持っている肩書き。講座内でも受講生の皆さんに自分を「棚卸し」した上で肩書きを発表してもらうと、その人らしさが光るユニークな肩書きがたくさん聞かれました。自分自身と向き合う時間となったようでした。

受講生からは、「きたむらさん主宰『劇団東京フェスティバル』のスローガン『視点を変えたら毎日がお祭りになる』がすごく響きました」「自分の中のモヤモヤが多少なりとも晴れてきたように思います」「次回の課題、テーマを考える参考になりました。すごくわかりやすかったです」「答え(出口)は見えていなくてもいい。初期段階は切り口をしっかり考えてみることの大切さを学べました」「棚卸し、肩書き、やってみようと思います」などの感想が聞かれました。

講座後半は、ストーリー構成についてのレクチャーと、動画制作課題の発表会を行いました。受講生は第1回講座後からの1ヶ月間で「私の好きなモノをスケッチする」をテーマに1分間の動画を作成。講師陣から「見せたいものを定めて『迷いカメラ』をやめましょう。自然な目の動きをそのままレンズの動きにできるといいですね」などとアドバイスがありました。しかし、第1回講座で学んだ画角のメリハリや現場の音を意識できていたり、独自の視点を効かせていたりと、早速学びを実践に移せている受講生も多く、とても嬉しい発表会となりました。

受講生の皆さんには、第6回(最終回)講座での動画制作発表会に向けて、自分の棚卸しをしっかりと行い、自分の視点を生かして作品を仕上げていってほしいと願っています。

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