第4期(2018年10月-2019年3月)

第2回:2018年11月23日

ゲスト講座:テーマを定める

阿部 広太郎さん
コピーライター
電通、コンテンツビジネス・デザイン・センター所属。「企画でメシを食っていく」主宰。「今でしょ!」が話題になった東進ハイスクールのCM「生徒への檄文篇」の制作に携わる。現在は、作詞や企画など、言葉の力を軸にコンテンツ開発を担う。映画「アイスと雨音」、「君が君で君だ」プロデューサー、「ダイアログ」シリーズを追ったドキュメンタリー番組「未知との対話」企画・プロデュース。シンガーソングライター向井太一「FLY」「Blue」「空 feat. SALU」」共作詞。著書に、『待っていても、はじまらない。―潔く前に進め』(弘文堂)。

ワークショップ:物語の法則/動画制作1「場所をスケッチする」発表会

  • 物語の法則「起承転結」「Hero’s Journey」
    →報道現場での「起承転結」
    →「起承転結」を使ってみよう
  • 動画制作1「場所をスケッチする」発表会
    (課題:撮影・編集)

レポート

第4期毎日ビデオジャーナリズムラボ第2回講座は、電通コピーライターの阿部広太郎さんをゲスト講師としてお迎えしました。阿部さんは言葉の力を生かして、映画などのコンテンツ制作にも関わっていらっしゃいます。「そもそも」という言葉を大切にされている阿部さん。「テーマを定める」と題してのレクチャーをお願いすると、「テーマ」について語源から調べ、一つの言葉を解き明かす感覚を丁寧に共有くださいました。その上で、「テーマ」について、「自分が惹きつけられるものであれば、テーマは何でもいい。『Aではなく(→)B(みんなはこう思っているけど、私はこう思う!)』という『矢印(→)』を見つけるための自問自答をしてほしい」とアドバイスをくださいました。受講生からは、「言葉を深く調べるということをしていなかったので、語源を調べるということが今回大変勉強になりました。」「自分が発信をする上で、ただ撮るだけではなく、気持ちを込めないと伝わらないと感じました。」「阿部さんの一つ一つの言葉の使い方が大変勉強になりました。」などの感想が聞かれました。

後半は、文章の書き方やストーリー構成についてのレクチャーを。動画制作にも新聞記事を書く際にも共通する「起承転結」の構成を使っての、1分間のスピーチにも挑戦しました。「起句」にその後のストーリーで必要な予備知識を入れておくこと、「転句」の振り幅が大きければ大きいほどより伝わるなど、講師陣からのアドバイスがありました。

また、動画課題の発表会も。「私の発見をスケッチする」というテーマで、受講生それぞれが1分間の動画作品を制作しました。初回講座で学んだ「画角のメリハリ」は意識すること、素材を多く集め「スケッチ」すること、現場の音を大切にすることがポイントです。1分間の短い動画の中にも、受講生一人ひとりの視点の違いが見え、とても楽しい発表会でした。「自分の作品には公益性がないのでは?」という受講生からの質問に、講師は「Private(個)をひたすら描いていくことPublic(公)が見えてくる」とアドバイスしました。最終回までに、「私だから伝えられる」現場を受講生一人ひとりの視点で丁寧に発信する動画が生まれるよう、第3回講座以降も発信のノウハウや心構えを伝えてまいります。

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