第3期毎日ビデオジャーナリズムラボ第3回講座は、映画監督で作家の森達也さんをお迎えし、「被写体と向き合うということ」のテーマでお話を伺いました。「メディアは社会だ」というお言葉から始まり、「撮影者は加害性の自覚が必要」、「被害者は最大限配慮しなければならないが、加害者の声も聞かなければならない。そう出ないと分からなくなる」など、森さんから発せられる一言一言を噛み締める時間となりました。

講座後半は、インタビューの基礎を学びました。講師の堀潤さんから「言葉の因数分解」についてのレクチャーを。下村健一さんからは「インタビューの際は、Q1〜Q5ではなく、Q1を5つ持っていくようにしている」とインタビューのコツをご教示いただきました。また、実際にインタビューの練習をしつつ、9月に行う動画発表会に向けての作品作りの相談会を行いました。受講者一人ひとり、自身の視点から生まれた素敵なテーマを発表されました。これからそれぞれ撮影に入っていきます。どのような作品に仕上がるのか楽しみです！