第2期毎日ビデオジャーナリズムラボ第5回講座は、「今でしょ！」の生みの親であるコピーライターの阿部広太郎さんをゲストにお迎えして、「巻き込む力」をテーマにお話を伺いました。阿部さんは、最近では映画やドキュメンタリー番組の現場でもご活躍されています。「優しい革命の起こし方」、「表現から変わる社会へのアプローチ」について語って下さいました。「あなたは？」という問いを大切に。「そだねー」の響きについての見解も。また、「相手に寄り添う心を持つと同時に、第三者でいられることを大切にしたい」と話す阿部さんの、言葉を紡ぐような丁寧な話し方から、阿部さんの仕事に対する愛情や責任感を感じられた時間でした。講座後、受講生からは「他者性と当事者性のバランスを意識することの大切さを学びました」「伝える目的は『他人ごと』の目線を『自分ごと』にさせることだとよく分かりました」などの感想がありました。

後半は、翌月に迫った動画制作発表会に向けての最後の相談会を。作品のテーマは、「私の伝えたい現場-1人の視点から見る」。撮影を終え編集に向かう前に書き起こしを行う重要性など、作品完成に向けて講師から具体的なアドバイスをもらいました。発表会に向けてのラストスパート、頑張っています！