第2期 (2017年10月-2018年3月)

第4回:2018年01月28日

ゲスト講座:被写体と向き合うということ

安岡 卓治さん
映画プロデューサー/日本映画大学教授
原一男監督「ゆきゆきて、神軍」(1988)の助監督を経て、園子温らのインディーズ映画を数多くプロデュース。森達也監督作品『A』『A2』で撮影・編集を共同、製作も担当する。プロデュース作品「LittleBird イラク戦火の家族たち」(2005)がロカルノ国際映画祭人権部門最優秀賞受賞。共同監督作品「311」(2011)、編集作品「遺言 原発さえなければ」(2013)が山形国際ドキュメンタリー映画祭で公式上映。

ワークショップ:自由制作「あなたの年越しスケッチ」/動画発表会最後の動画制作「私の伝えたい現場 –1人の視点から見る-」ストーリーピッチ

・自由制作「あなたの年越しスケッチ」動画発表会
(課題:撮影・編集)

・最後の動画制作「私の伝えたい現場 –1人の視点から見る-」ストーリーピッチ
(課題:取材現場決定、プラン発表用1分間イントロ動画制作)

レポート

第2期毎日ビデオジャーナリズムラボ第4回講座は、今日は「ゆきゆきて、神軍」で助監督を務められ、森達也さん監督作品「A」でも製作・撮影・編集を担当された映画プロデューサー安岡卓治さんをお迎えし、「被写体と向き合うということ」をテーマにお話を伺いました。東日本大震災についてのドキュメンタリー映画「311」についてのお話では、あえて取材者側を軸に作品を作った背景についてお話しくださいました。地震の約2週間後から現地の取材を始めた、安岡さんを含む4名のジャーナリスト。被災地をまわる中で次第に撮影している自分たち自身も精神的に追い込まれ、自問自答を続けました。「伝えようとする側も心を痛め葛藤しながら伝えているという事実も重要だ」と、映画として発表することを決めたそうです。講座後の受講生からのアンケートには「カメラを向ける時、いかに相手と信頼関係を築くか、覚悟を決めるか、その点を意識することの大切さを実感しました」という感想もあり、カメラを向けることの責任と覚悟を感じることができたようでした。

後半は、3月の動画制作発表会に向けてのストーリーピッチを。「私の伝えたい現場-1人の視点から見る」をテーマに5分の作品を制作するために、取材現場を決定し撮影を始めた受講生の皆さん。「インタビューでたくさんお話を伺うと、全てが大事そうに思えてしまい、どう伝えたらいいか分からない!」そんな悩みも聞かれます。講師に相談をしながら、テーマを明確に定めていきました。

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