記念すべき第1回講座は、フォトジャーナリストとしてご活躍の安田菜津紀さんをゲスト講師としてお招きし、「視点の置き方」についてレクチャーいただきました。東日本大震災の陸前高田の写真をもとに、普段あまりお話にならない写真の構図などテクニックの部分を丁寧にご指導くださるとともに、写真に対して思いもよらない反応があったというご経験から伝えることの難しさも教えてくださいました。

また、レギュラー講師の堀潤さんは、この日の朝に取材先のパレスチナ・ガザから帰ったばかり。撮りたてのガザの映像を教材に、スマートフォン取材の可能性や、画角のメリハリについてレクチャーくださいました。

後半は「場所を伝える」をテーマに、実際に近くの公園でスマートフォンを使って、前半に学んだ「メリハリの効いた画角」と「視点の置き方」を意識しての撮影にチャレンジ。同じ「公園」を伝えるにも、「視点の置き方」によって全く違ったものになります。受講生は、自身の「視点」をどこに置くかを悩みながらも、懸命に撮影を続けていました。中には公園に遊びに来ていた方にインタビューをする受講生も！どんな作品に仕上がるのでしょうか。次回講座内で発表会を行います。