第4回毎日リテラシーラボ 2018年9月24日(月)

2018年9月24日(月)、毎日新聞社内「毎日ホール」にて「第4回毎日リテラシーラボ(毎日新聞社/GARDEN主催)」を開催しました。レギュラー講師の毎日新聞GHD取締役・小川一さん、白鴎大学客員教授・下村健一さん、ジャーナリスト・堀潤さんに加え、今回はスペシャルゲストとして今年8月に講談社からスマートニュースに転職された瀬尾傑さんをお迎えしました。

第一部では、毎回お馴染みの、下村さんによる「情報に踊らされないための《4つのハテナ》」のレクチャー。情報を受け取った時に判断を急がず、「まだわからないよね?」(ハテナ1)、「事実かな?意見・印象かな?」(ハテナ2)、「他の見え方もないかな?」(ハテナ3),「隠れているものはないかな?」(ハテナ4)と一度保留してみようという、情報と向き合うコツについてです。災害の際に回ってきた緊急のTweetは「まだ分からないよね?」と判断を保留する姿勢が大切だということ、比喩表現は主観が入りミスリードにつながるので記事中では避けるべきだということなど、実際のメディア現場からの実例も交えながらの時間となりました。

今回は3歳や小学生の参加もありましたが、日頃子どもたちに向けてのメディアリテラシーの授業を行なっている下村さんならではの易しい事例やアクティビティを使ったプレゼンテーションで、子どもも大人も楽しんで学ぶことができている様子でした。参加者の皆さんからは、「自分と違う意見を聞くことの大切さをとても感じました。立場、重心、順序を変えるだけで物事がひっくり返ってしまうことに驚きと怖さを感じました。すぐに答えを出さないことは今日からやっていこうと思いました。」「普段偏った情報ばかりに触れていることが分かり、だからこそ、視野を広げて捉える必要があることに気づけたため。」「今からすぐにできることを、具体的に教えてもらえたし、人にも教えやすい。」「今まで聞いたことのないお話でした。今日からニュースの見方を変えられそうです。」などの感想がありました。

第二部では、「情報を見極める嗅覚を言葉で表現する」をテーマに、瀬尾傑さんからお話を伺いました。フェイクニュース の問題について瀬尾さんは、ビジネスとしてフェイクニュースに関わっている人たちが問題だと指摘し、フェイクニュースには広告を載せないなどのメディア側の新しい指標が必要だと言います。また、ジャーナリストが質の良いものを作り、その質や社会への影響を数値化し、受け取った側がそれをしっかり支援する「エコシステム」を作ることも大切だとお話ししてくださいました。参加者からは、「現場の生の声や考え方を体験できてよかったです。」「消費者の側も、添加物べったりの刺激物を求めているのも問題だ。答えの出ない問題を掘り下げられていて、とても興味深い。発信側を評価するのは良い試みだと思う。」などの感想が聞かれました。

第5回毎日リテラシーラボは、2019年3月17日(日)10時からを予定しております。日々多くのメディアに接し多くの情報に触れるものの、人生で一度もメディアリテラシーを学んだことがないという方は少なくないでしょう。是非一度、一緒に学んでみませんか?

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