2回目となる「毎日リテラシーラボ」を9月24日(日)、毎日新聞社内にある毎日ホールで開催いたしました。
前半は、元TBSキャスター下村健一さんが、「ニュースの受け取り方講座:情報に踊らされないための《4つのハテナ》」と題して、プレゼンテーションを行いました。情報を受け取った時に判断を急がず、「まだわからないよね?」(ハテナ1)、「事実かな?意見・印象かな?」(ハテナ2)、「他の見え方もないかな?」(ハテナ3),「隠れているものはないかな?」(ハテナ4)と、一度保留してみようなど、情報と向き合うコツを伝授しました。
ゲスト講師としてご登壇いただいたフォトジャーナリストの安田菜津紀さんは、「隠れているものはないかな?」(ハテナ4)の事例として、イラクで取材した際に撮られたイラクの日常風景のお写真を示してお話しくださいました。爆撃、戦闘などは新しく(NEWS)起きた出来事としてNEWSになりやすいが、その裏に隠れる日常に触れて初めて心の距離が縮まると、語りかけました。
後半は、「記者・キャスターによる参加型ニュース検証企画:リアル?フェイク?ーートランプ、毎日、CNN」と題し、各社の新聞の紙面を比較するワークショップを行いました。毎日新聞社取締役の小川一さんが、新聞の紙面が作られる裏側について、「共謀罪」や「加計・森友問題」などを例にお話しくださいました。そして、会場にはなんと、スマイリーキクチさんが。間違った情報をSNSなどで拡散された体験を持つスマイリーさんのお話は、非常に示唆に富んでいました。
毎日リテラシーラボは、半年に1回開催予定です。次回は2018年3月を予定しております。ぜひご参加ください!